糸島 吉原英機さん

 

今回は糸島に行ってきました。

 

福岡県の最西部に位置する糸島は福岡市内から車で約30~40分。海沿いには夕日の名所「二見ヶ浦の夫婦岩」や、おしゃれなカフェ、ギャラリーなどがあり、ドライブスポットとしても親しまれています。

 

ぶどう畑には糸島からの出荷者も多数!これから全3回にわたってご紹介します。

 

まず第一弾はトマト栽培農家の吉原さんです。吉原さんは志摩地域でトマトの栽培をされています。

 

この道30年!ベテラントマト農家

 吉原さんはトマトを作り始めて30年になるそうです。農園の広さは30a3000㎡)。ビニールハウスを利用して栽培されています。ビニールハウスでは、土に植えるのではなく、トマトの根を水に浸して栽培する“養液栽培”を行っています。水の中には肥料が溶け込んでいて、トマトは根からこの肥料を吸収して育っています。一般的に、養液栽培は、農薬の使用量が少なくてすむ、土壌栽培より早く育つなどの利点があるそうです。水だけで大きくなるのかなと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ハウスの中では、立派なトマトが育っていました。

 

トマトの栽培

 吉原さんの農園では8月にトマトの苗を植えます。トマトの収穫は10月から始まり、翌7月まで続きます。このように長期間収穫を続けるのには養液栽培が適しているそうです。夏場は開花から40日程度で収穫できますが、冬場は開花から3か月近くかかることもあるそうです。

 

 トマトを収穫する約9ヶ月間で、トマトの茎はどんどん成長して、上へ上へと伸び続けます。しかし、高いところにトマトがあっては収穫ができません。そのため、トマトの茎を横に横にと誘引(引っ張ること)します。翌7月に収穫が終わるころには茎が何メートルも伸びているそうです。

 

これからもより良いトマトを!

 いつもきれいなトマトを出荷して下さっている吉原さんですが、なかなか栽培に満足することはないそうです。「いいものをつくりたい」という強い思いを込めて、これからもさらに良いトマトづくりを目指していかれるそうです。ぶどう畑でも、お客様から「吉原さんのトマト、美味しいね」というお声を多数いただきます。ぜひ一度お試しください。

                                                                                                                      

 

出荷時期は天候等によって前後することがあります。

 

 

<農産物直売店 ぶどう畑>

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